シブログ4269

 

今夜笑いの数を数えましょう

いとうせいこう

 

いとうせいこうさんとお笑いに関わる人との対談

本気で笑いを理解しようとしてる本

 

興味深いのは

古典のお笑いについて

やたら詳しい事

 

そういえば

音楽やってる人も

古典の音楽

ビートルズとかなんかやたら詳しくて

映画の人とか

 

あの映画のここが痺れる

あれをここでやってる、とか

あれは誰が始めたシステムだ、とか

 

飲食人でそういう話はあまりしない

 

近場のあそこのあれは美味かった

位の話はするけれど

 

システムの話まではあまりしない

 

海外の伝説の居酒屋の情報もない

 

でも、たぶん今の飲食も

そういった古典の上に成り立っていて

歴代のレジェンドたちが生み出したシステムのようなものを

今風にアレンジしたりしてるはず

 

そんなことを勉強したいなと思いました

 

もう一つ

笑いのシステムとして

「緊張と緩和」

落語で言われてて

緊張に持って行って落とす

 

これは寿司屋とか高級割烹ににてるな

 

張り詰めた空気、私語禁止の雰囲気で

今にも怒り出しそうな店主がいて

緊張と期待でパンパンになった時の

美味しい寿司という緩和

 

なのでこういうところは

もっと緊張させたほうが

きっと美味しいが大きくなる

 

「安心と裏切り」

吉本新喜劇のような安心の笑い

ベタなオチに安心する

 

思っていたのと違うオチで裏切られる

怖い顔で声が高いクロちゃんとか

 

カジュアルなお店はこっちのような気がする

「だしまき」みたいな安心の美味しさ

「白麻婆豆腐」みたいな裏切りの美味しさ

 

笑いも美味しいもカッコイイも感情なので

似たようなシステムや考え方があると思う

 

 

飲食の正解を探す僕としては

この辺にヒントがあるのでは

 

と、光が見えたような面白い本でした

 

 

 

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