シブログ4269

こないだ知り合いから

「渋屋行ったら店員が
常連さんとずっと話し込んで
何回呼んでも気づいてくれなかったよ」
と、親切に教えてくれた

こんなことで
「嫌味なこというやつ」
と思うオーナーはいないので
本当に親切心で教えてくれた

渋屋のモットーは
ゲストイン
お客さん優先という意味

全然できていない

ここ勘違いしやすいのですが

「接客の基本はお客さんを喜ばすこと」
という言葉の意味

常連さんは、ほっておくと
「全然かまってくれへんやん」
となる

接客の基本は
「お客さんを喜ばすこと」なので
話しかけて常連さんの機嫌をとる
常連さんは楽しかったと喜んで変える

接客の基本は
「お客さんを喜ばすこと」
なので、間違ったことはしていない

ようにみえる

が、全然間違えてて

例えばうちとは少し違う
カウンターのみの商売としよう
カウンターは常連さんでいつもいっぱい
だとしても間違ってて

1人の常連さんと話しながら
ほかのお客さんも楽しませる
これができないと
本当の意味での
「お客さんを喜ばすこと」
にはならない

1人のお客さんと話しているように見せかけて
他のお客さんも巻き込んで
ほかのお客さんの意見を聴いたり
お客さん同士話してもらって
全てのお客さんを満足させる
これがプロ

知り合いの店のカウンターに座って
オーナーが一人の客とずっと話し込んでるのって
嫌な気持ちになるけど
それと全く同じ事

うちのお店では
カウンター商売でもなく
ほかのお客さんを巻き込んだるすることも難しいけれど
話すとしても話し込んじゃダメで
他のお客さんにも気を配る
張り付かない
もし話すならその倍
ほかの席に気を配る

「お客さんに喜んでもらう」というのは
「来店してくれたお客さん全員に喜んでもらう事」

接客しない居酒屋なんてありえないし
鬼のように旨いごはんが食べれても無理だし
接客苦手な人もいるけれど

どうせなら
その人がいるだけで
店全体が楽しくなるような接客を
みんなができればいいのに

渋屋はもともとカウンター商売で
常連さんの多い店で
しかもプロのまわしが出来なくても
グイグイ話に割り込んでくるお客さんが多かったので

話すこと=接客

だと勘違いしてしまう
古いスタッフほどそうなりがち

お店にいる全員を楽しませる=接客

ということで
渋屋のモットーは
「店全体を楽しくするゲストイン」
に変更します

お店にいる全員には
お客さんはもちろん
スタッフも含まれます

今日はあの人が働いてるから楽しみ
とお客さんにもスタッフにも思われるような
接客を身につけて下さい

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