シブログ4269
おあげって豆腐を揚げたものと思っているアナタ間違いです!

豆腐を揚げたものは「厚揚げ」。一方、「おあげ」(薄揚げ)は豆腐とは別物の生地を使い、低温と高温で二度揚げして作ります。

この「おあげ用の生地」を作るのは非常に難しく、素人が簡単にできるものでははなく。豆腐を作る要領で水抜きや乾燥をすればできると思うかもしれませんが、全然違う。

まず、豆乳自体が別物であり、豆乳の炊き方、温度管理、脱水方法などが異なります。驚くことに、小さな街の豆腐屋さんでもこの高度な工程をこなしているのです。実際、近所のお豆腐屋さんに聞きに行ったところ、彼らも同様の工程を行っていました。

居酒屋でこの生地を作るのは完全に無理があり、専用の工場が必要です。

この時点で2023年12月中旬。私たちはおあげ用のフライヤーを購入し、工事も着々と進めています。

そこに現れたのが、全国豆腐連盟会長、久在屋代表 車田社長であーる

焦った僕は藁をも掴む気持ちでネットで調べた「全国豆腐連盟」に電話した
事情を説明すると怖そうな声の事務のおじさんが「我らが全豆連(ぜんとうれん)の会長が京都におられるから一度繋いで差し上げます」

おー、一筋の光明が

早速電話でアポイントをとり翌日工場見学に行くことに
「おまえら豆腐をなめとんのかー!!」と怒られることも想像しながら、ビクビク工場に行くと俳優さんみたいな社長が対応してくれて、機材の説明、工程の説明、できたての試食、いろいろ教えていただき

さらに、「おあげの生地を」卸してもらえる約束をしてくれた!

助かったーーー!、といわけで「おあげの生地」ゲット
オープン2週間前の1月16日の出来事でした

久在屋 の車田はオープンしてからも、おあげの揚げ方の指導、たくさんの豆腐関係者の紹介など、さらにお世話になっていて感謝しかありません

「事前調査ではお客さんはいなかった」に続く

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